2013年からはじまった宣教実務系では、必修科目のプログラムがほかの系と異なり、以下の科目を学びます。
卒業論文の代わりに「課題研究報告書」が課されます。
宣教実務系で学んでから大学院(神学研究科)で優秀な成績を収めれば、1年で修士の学位が取得できます。(早期修了制度)
宣教実務基礎演習Ⅰ~Ⅴ
すべて必修です。
Ⅰ 旧約聖書研究 | 角田佑一 |
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旧約聖書の初歩的知識を前提に、旧約聖書各書の著者、成立年代、主要な内容についての理解を深めます。聖書成立の背景となる古代イスラエル史も並行して学びます。 | |
Ⅱ 新約聖書研究 | 田中健三 |
新約聖書学・新約聖書神学の基礎理解を学び、あわせて、関連する文献の読解スキルを培うことをめざします。 | |
Ⅲ カテキズム研究 | 原敬子 |
宣教実務者の重要な職務であるカテキズムの実践について、その内容を種々の文献により整理するとともに、その方法を実習を通して相互に学び合います。 | |
Ⅳ 教会の社会教説研究 | 光延一郎 |
『教会の社会教説綱要 Compendium of the Social Doctrine of the Church 』を読みつつ、“社会的良心として、人類共通の諸課題に取り組もうとする、現代カトリック教会の基本的な考え(方)”を理解し、その現代世界への貢献可能性を探ります。 | |
Ⅴ 神学文献研究 | 光延一郎 |
近現代のカトリック教会に関する文献を読みこなし、「何を伝えるのか」「誰に伝えるのか」「どのように伝えるのか」「活動成果は何によって評価されるのか」など、宣教コミュニケーション論の理解を深めます。 |
選択必修科目
各分野から指定された単位数を選択します。
哲学(4単位) | 自然科学とキリスト教Ⅰ、Ⅱ 認識論Ⅰ、Ⅱ 倫理学Ⅰ、Ⅱ 人間論Ⅰ、Ⅱ 自然神学Ⅰ、Ⅱ 形而上学Ⅰ、Ⅱ 古代哲学史 中世哲学史 近世哲学史 現代哲学A、B |
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旧約聖書(6単位) | 旧約聖書Ⅰ、Ⅱ モーセ五書 預言者 詩編と知恵 聖書考古学 |
新約聖書(6単位) | 新約聖書Ⅰ、Ⅱ 福音書 ヨハネ福音書と初代教会の諸文書 パウロ |
教義神学(10単位) | イエス・キリストⅡ 神と人間Ⅱ(創造と救済) キリストの教会Ⅱ シンボルとサクラメントⅡ 終末論 諸宗教の神学 カトリックとプロテスタント |
実践神学(10単位) | 霊性の神学 典礼の歴史と霊性 教会法概論 宣教学 性の倫理 キリスト教の礼拝 教会音楽Ⅰ、Ⅱ パストラル・ケア ボランティア論 キリスト教文学Ⅰ、Ⅱ キリスト教と音楽芸術Ⅰ、Ⅱ キリスト教の美術Ⅰ、Ⅱ スピリチュアリティとケア実践 |